円空彫のすすめ

三輪年朗 (著)

型番:bohe004

980円(税込)

出版社: 日貿出版社 1988年刊 2版

237頁 , 図版多数 , オールモノクロ , 18.4×25.8cm

【注】函なし , ソフトカバー , 型紙付き , 日本語

コンディション: VG/VG

※ジャケット全体に中程度のスレと、上下部に少しのヨレと折れ跡あり。
本体の天と小口と地に少しのヤケとぶつけ跡あり。
ページ内のコンディションは比較的良好です。

円空は、江戸時代前期に活躍した僧侶で、諸国を遍歴して各地で「円空仏」と呼ばれる独特の仏像を数多く造った。その作風はノミの削り痕をそのままに残した大胆な彫法で、原材の制約を利用した造形と木材の自然のままの表面とがよく調和して、従来の型にはまった仏像には無い、素朴でありながら独特の豪快さや荒々しさ、またやさしさや微笑みをもった魅力をたたえている。伝説では、生涯に12万体の仏像を造る大願をたてたといい、全国各地に数千体に及ぶ作品が確認されている。
「円空彫」の魅力は、庶民的な親しさと奥深いささやきが豊かに感じられる点にある。円空の故郷と同じ岐阜県の高山にも多くの円空仏が遺されている。幼いころより円空仏と親しんだ著者は、その魅力に取りつかれて50年、一日としてノミを離したことはないという。
本書は、円空の彫法を研究して、様々な作品を模刻した成果を写真と図版を多用して明かし、心和む円空仏の魅力へと読者を誘う技法入門。(出版社ホームページより)

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