著者: |
スティーブン・フェルド (著), 山口 修、他 (翻訳) |
出版社: |
平凡社 (テオリア叢書) 1993年刊 初版第3刷 |
362頁 , 図版多数 , 内カラー2 , 15.8×21.6cm |
ハードカバー , 『森の声』 (カセットテープ) , 解説書 (4P) , 日本語
※『森の声』は、市販のカセットテープにコピーし解説書を付して、翻訳者の山口修さんが自ら労をとり販売されていたものです。 |
コンディション: |
VG/VG/B (カセットテープ) |
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※ジャケットの背と周囲に少しヤケあり。本体の天に少しヤケあり。カセットテープのケースにスレあり。 |
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パプアニューギニアの熱帯雨林に暮すカルリの人々の、その自然と共生する中から生み出された音の民族誌。
ムニ鳥の悲しげな鳴き声のなかに、泣き、詩、歌の起源があることを物語る、ある一つの神話を出発点に、自然との共生が育んだカルリの様々な日常や、あるいは特別な儀礼の、音にまつわるパフォーマンスの数々を、長年のフィールドワークに基づく豊富な事例でもって紹介された一冊。
今回は本書と同時期にスティーブン・フェルド自身によって制作された 『森の声 - カルリの泣き、歌、太鼓』 のカセットテープと、その解説書を併せてご提供します。
現在、CDでもカルリに対する同種のスティーブン・フェルドによるフィールドレコーディング作品を購入可能ですが、あえて、このカセットテープ作品をご紹介するのには訳があります。カルリの人々が 「自然」 をどのよう <トレース> してみせるかの、エコロジカルな自然主義的な視点とは異なる <目から鱗> ものの象徴的な音源が含まれているからです。
※ 詳しくは 『オトグス専科』 で 「ピックアップ Vol.01 - 鳥の神秘」 としてご紹介しておりますので、そちらをご参照ください。
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