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著者: |
Geoffrey & James Bardon (著) ジェフリー・バードン |
出版社: |
Lund Humphries 2006年刊 Reprinted |
527頁 , 図版多数 , 内カラー多数 , 25.8×30.6cm |
ハードカバー , 英語 |
コンディション: |
VG/VG |
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※ジャケット全体にスレと傷と上下部に傷みが少しと、右上部に1ヶ所1cmの破れあり。本体の四隅に中程度のぶつけ跡と、地に少しのスレ汚れあり。 |
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土人の民芸品から、美術館やギャラリーなどでよりハイソサエティーな芸術作品として流通するに至った今日のアボリジニ・アート。
本書はその礎を築いたとされるジェフリー・バードン自らが著す、1971年のオーストラリア中央砂漠地帯に位置するアボリジニ・コミュニティー「パプンヤ (Papunya)」に、小学校の美術教師として赴任したその始まりから、アクリル絵具とキャンバスでもってのコミュニティーを巻き込んだ絵画運動へと至り、そこで輩出された多くの作家に、生み出された数々の作品に、果てはその絵画に託された神話的世界の図像解析に至るまで、500を超える豊富な図版を絡めて取りまとめられた分厚い濃厚な一冊。
バリ島にとってのヴァルター・シュピースのように、すべてのものを可視化せずにはいられない欧米人の流儀でもって、かつての祖先の誇りを抱き生き抜く術をその当事者自らが築き得るか否か。決して否定的な意味ではなく蒙古斑の民も考えさせられる、そんなオトグスおすすめの一冊です。
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