写真と社会 - メディアのポリティーク

ジゼル・フロイント (著), 佐復 秀樹 (翻訳)

型番:boys001_2

2,400円(税込)

出版社: 御茶の水書房 1986年刊 第1版第1刷

286頁 , 図版多数 , オールモノクロ , 15.6×21.5cm

ハードカバー , 日本語

コンディション: VG/VG

※ジャケット全体に少しのスレと傷と、上下部に少しのヤケあり。本体の上下部と天と地に少しの経年汚れとスレ汚れあり。
ページ内のコンディションは良好です。

一回ポッキリの <生の現実> を切り取り、いかようにも調理してみせる写真技術の歴史を振り返り、ベンヤミンが 「アウラの喪失」 と嘆いてみせた、その同じ方向を向いて批判的に考察した一冊。
写真が <現実の証> であって、かつ <表現媒体> でもあるという、この <ややこしい性質> ゆえに、その隙間から政治的力の介入を許し、 <本当の現実> との出会いの妨げとなり得るとする、いわゆるメディア論。自らも写真家でユダヤ人的明晰さでもって、政治的なるものの介入を丹念にあぶり出した好感のもてる一冊です。図版も豊富です。

※こちらはクリックポスト配送可能商品です。

※掲載画像はすべて現物のものに差し替えています。

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