|
著者: |
Paola Mola (編集) |
出版社: |
Skira 2005年刊 |
192頁 , 図版多数 , 内プレート91 , オールモノクロ , 17.4×.24.8cm |
ハードカバー , 英語 |
コンディション: |
VG/VG |
|
ジャケット全体に少しのスレと、上部全体に爪でついたような凹みが多数あり。本体の上部全体に爪でついたような凹みが多数あり。ページ内のコンディションは:F |
|
20世紀の西洋美術を語る上で欠かすことの出来ない、ルーマニア生まれの彫刻家コンスタンティン・ブランクーシ。
生前、複製技術の時代にあって、メディアの介在によって自身の作品像が歪められた形で人々に伝わることを極度に恐れたブランクーシは、自らの作品は自らが写し撮り、そのイメージ(写真)以外の使用をもって流布することを禁じていたといいます。
本書は、そんなブランクーシ自らの手による、作品のフォルムに、アトリエでの展示風景に、作品と対峙する自身のポートレイトにと、自らの作品を多面的に捉えた写真を中心に、最新の研究を交えて取りまとめられた一冊です。
ちなみに本書では、花や人物など他を被写体にした写真や、作品展示そのものにもこだわったブランクーシが、ニューヨークのブラマー画廊での個展に際して、親交のあったマルセル・デュシャンにその配置を依頼したそうですが、その折のデュシャン自身のメモ書きに、実際の展示風景(こちらは他の写真家のもの)も併せて紹介されていたりと、より興味深い内容となっています。 |
|