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著者: |
Walter Spies (著), Beryl De Zoete (著) ヴァルター・シュピース、ベリル・デ・ゾエト |
出版社: |
Oxford University Press 1983年刊 |
364頁 , 図版112 , オールモノクロ , 18.3×27.3cm |
ソフトカバー , 英語 |
コンディション: |
VG |
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※背に強いヤケあり。天と小口と地にヤケあり。 |
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サンヒャン・ドゥダリのトランス・ダンスにヒンドゥーの神々の叙事詩を乗せて、見事に伝統芸能としてのフォルムを与えたドイツ人画家ヴァルター・シュピース。そんなケチャをはじめ、1938年初版の本書は、イギリス人の舞踊研究家ベリル・デ・ゾエトとの共著でバリ島の舞踏について詳述された古典的一冊です。
写真家としての才も持ち合わせていたヴァルター・シュピースらしく、文章とあわせて、印刷はあまり良くありませんが豊富な図版でもってバリ文化のステレオ・タイプを写真でも描いてみせています。というか彼の <可視化の欲望> がそのまま今日のバリの芸能を形づくったのではなかろうかと思えるほどに見事です。
観光化と共に <消え失せた何か> を求める向きも、 「一度この辺りを洗い出されてみてはいかがか」 と一言いれたくなるような、そんな一冊です。
※下記ページで一部翻訳されていたりなんかします。
『Dance and Darama in Bali』のページ
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